こんにちは、ことば協会の佐藤です。
いよいよ、5月も終わりますね。
今日は、子どもの小学校へ行ってきました。
息子たちの通う小学校には、読み聞かせボランティアがあり、私もそちらで
活動をしているのです。
今年度も読み聞かせをする為に、お母さん達が集まり 話し合いをしました。
「子どもの為に、少しでも読み聞かせで 心に栄養を与えたい」
そんな思いで集まったお母さん方には、それぞれにお気に入りの本があります。
そこで今日は、一母として 私のオススメする本をご紹介いたします。
まずは、こちら。
「ママがおばけになっちゃった!」 作:のぶみ
交通事故でおっちょこちょいなママが突然、亡くなってしまうお話です。
題材は悲しいけれど、お茶目なママがおばけになって
まだ小さな息子、かんたろうのところへ会いに行きます。
笑えるところあり、ホロリとさせるところあり。
「私が今死んでしまったら、子どもたちはどうなるのだろう」
母の立場としても、じんわりとしてしまいます。
読み聞かせでの子ども達の反応は、途中は面白いママの行動に大爆笑しながらも、
最後は鼻をすすって 真剣に聞いてくれました。
きっと、それぞれのお母さんを思い浮かべていたのでしょう。
そして、2つ目はこちら。
「ふまんがあります」 作:ヨシタケシンスケ
子どもが常に抱えている、
「大人だけズルイ! どうして!?」
に、ずるい大人(パパ)が 面白い答えで 子ども(女の子)に返していくお話です。
読み聞かせの中で、 子どもたちはそれぞれに
「そうそう!」
「ずるいよね〜!!」
と、納得の様子。
「皆は、お父さんお母さんに不満はありますか?」
と尋ねると、1/3くらいの子どもたちは
「あります!!!」
と答えました。
私たち大人も、反省すべき点があるようです笑
子どもたちは、乾いたスポンジのように 良いことも悪いことも含めて
見たり聞いたりしたことを柔軟に吸収します。
読み聞かせは、その中でもいろんな世界を子どもに見せる 素敵なツールだと思います。
その一つのきっかけとして、その一部分に携わることが出来て
嬉しいな、と感じてます。
「今年度は、何を読もうかな?」
私自身も、ワクワクしています。