“朗読はコミュニケーション”

“朗読は自分勝手にただ文字を音に変えているのではありません。聴き手をいつも意識しています。そのためには、本の内容を充分に理解しなければなりません。文章を、目で読んだ場合よりもっと豊かに、感性や気分まで含めて伝えるには、どう声に出したら良いのかを工夫します。プレゼンテーションの力、コミュニケーションの力を高めなくては出来ない作業です。基本は「聴き手を思いやる心」です。ですから、朗読に取り組むことで得られるのは、ただ「上手に読む力」なのではなく、私たちの社会生活で一番大切な「コミュニケーションの力」なのです。”